居宅介護支援から

皆さまこんにちは😚管理者の和田です♪

まだまだ暑い日が続いていますが、お元気にお過ごしですか?

介護保険サービスの中には、日中のみのデイサービス・泊まりができるショートステイ等がある事は皆さんご存じかと思います。私の事業所がある『特別養護老人ホーム杏寿荘』にはデイサービスはありませんが、ショートステイのご利用はできます。

ショートステイを利用するにあたっては、ご自宅での生活に沿った支援を行えるよう担当のケアマネさんに身体の状態を確認したり、ご本人様やご家族様の要望を聞き取り施設相談員がショートステイ中の生活を組み立てています。

自宅では何とか歩けていても、安全性重視(転倒防止)のために施設内で車椅子を使用させていただく場合があります。そこで杏寿荘では、自宅に帰っても困らないよう機能訓練指導員(作業療法士)が利用中数回「個別機能訓練」を実施しています。(※1)

今回はその機能訓練指導員が参加した誤嚥性肺炎予防の研修会の内容についてお話させていただきます。

誤嚥性肺炎とは「本来気管に入ってはいけないものが気管に入り(誤嚥)生じた肺炎」の事です。

老化等で飲み込む機能や咳をする力が弱くなることで口腔内の細菌・食べかす・逆流した胃液などが誤って気管に入りやすくなり、誤嚥性肺炎が発症します。

誤嚥性肺炎の予防については以下のとおりです✨

①口腔ケア⇒口の中の細菌を減らすために、就寝前と起床時に口腔ケアを行いましょう。

②食後の姿勢⇒胃の内容物が逆流する事で炎症を起こしやすいため、食後1時間程度は身体を起こして過ごしましょう。またベッド上で食事をしている方は、食後ベッドをギャッジアップするか右側臥位(右側を下にした姿勢)で過ごし様子をみましょう。

その他、食事中の姿勢や適切な介助方法も重要になってきます。自力でムセる事ができたり痰を出す・日々家族と会話をする・適度な運動を心掛け筋肉を落とさない等「日常生活で何気なくできている事やしている事」をこれからも続けていけるよう活動性を少しずつで良いので高めていきましょう。

《今月の関ケアマネ情報》

入職直後は分からないことだらけで『笑顔はあっても心の中は不安でいっぱいだった?』と思われた関ケアマネも、主治医や病院のケースワーカーとの連携、行政(介護保険係や障がい者支援係、地域包括支援センター等)との関り、各事業所の相談員との情報交換、各種研修会への参加など、様々な経験をしてきたことで少しずつケアマネの仕事を覚え、ご利用者様及びご家族様との信頼関係も深まり、この仕事のやりがいを感じているのではないでしょうか?

来月は現在入院中の方の支援をお願いしています。関ケアマネらしさを発揮し丁寧な対応と前向きな支援を期待しています👍

🍉残暑厳しい折、皆さまお身体には十分留意しお元気にお過ごしください🍉

※1:ショートステイについては、個別機能訓練加算は算定しておりません。